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大畑伸幸氏講演会

当日資料

当日の動画(94分)

台風で新幹線が止まった日、
10時間かけて会場へ到着。

大変感謝しています。


牧之原市の小中一貫校(義務教育学校)を考える市民の会 
主催事業
第6回学習会
  
2023年6月3日(土)14:00~16:30
 
 牧之原市史料館 2階ホール
(牧之原市相良275-2)
チラシPDF
  
学校を起点とした地域連携と「学び」の循環
『子どもを中心に据えたまちづくりへ』
~益田市の実践に学ぶ~ 
 
講師 大畑 伸幸 氏 
島根県益田市は、 
平成30年(2018年)12月策定「今後の小中学校のあり方に関する基本指針」の中で
『ひとが育つまち益田』の実現を目標に、※国・県が「小さな拠点づくり」を推進する中,
地域全体で子どもたちの育ちを支えていく「学校を核とした地域づくり」を目指し、
その実現のため、既存小学校は原則として再編しないことにしました。

「小さな学校だからこそできること!」を旗印に、益田市は学校を地域の拠点化する
ための様々な実践を行っています。
今回の学習会では、益田市教育委員会社会教育課長、ひとづくり推進監として
今年3月に定年退職されるまで第一線で活躍された大畑氏から益田市での実践の
お話しを伺い、同じように少子化が進む牧之原市の今後に役立てたいと思います。

大畑 伸幸 氏プロフィール
 
2011年4月〜 吉賀町立蔵木中学校長
2014年4月〜 2023年3月益田市教育委員会社会教育課長
2017年4月〜 2023年3月益田市教育委員会ひとづくり推進監
2023年4月〜 NPO法人 おむすび 副理事長
NPO法人 ボアソルテスポーツクラブ 理事
 専門 学校教育、社会教育、野外活動、自然体験、社会教育士
参考資料
益田市 「今後の小中学校のあり方に関する基本指針」 10ページ
益田市 「今後の小中学校のあり方実現に向けた実施計画
※文科省中央教育審議会 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と
地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について(答申) 
※内閣府 地方創生 「まち・ひと・しごと総合戦略」平成26年
※文科省 「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引
      の策定について(通知)
大畑氏 過疎発祥の地」島根県益田市の社会教育課長が仕掛ける「選ばれる」まちづくり
     【移住支援×社会教育士】 前編  後編 
大畑氏 「文部科学省 社会教育士」 紹介動画 出演
 
主な活動
小学校8年、中学校10年、社会教育18年と様々な教育現場を体験。
平成11年から島根県独自の「地域教育コーディネーター」として、
「学社融合」(注)を推進してきた。

(注):「学社融合」とは、学校教育と社会教育がそれぞれの役割分担を前提とした上で、
学習の場や活動など両者の要素を部分的に兼ね合わせながら、一体となって子ども達
の教育に取り組んで行こうとする考
  
 その中で、「子どもフォーラムIN綺羅星7」を開催し、子どもを中心に据え、
様々な活動をする大人たちの学びと交流の場を継続して作ってきた。
  
フォーラムには、全国から参加者が集まり、地元実践者の盛り上がりを作った。
  
平成22年より勤務した蔵木中学校(全校生徒21名)では、地域との交流も交えた
「夏休み寺子屋(地域住民や大学生による学習支援)」、「森の学校」、
「米作り&給食会への販売」、「森の健康診断&木の駅プロジェクト参画」などを実施。
  
 さらに、地域を味わう体験を進めようと、夏休みに2週間、地元の米や野菜、味噌など
を活用した「昼ご飯調理体験」を行うとともに、「弁当の日」にも着手。
「小さな学校だからこそできること!」を旗印に、学校を地域の拠点化するための
様々な実践を行った。
  
 また、中学校の統廃合問題が議論される中、隣接の小規模中学校との1か月にわたる
丸1日を一緒に過ごす合同授業を実施するなど、ダイナミックな学校運営に取り組んだ。
 
 益田市教育委員会社会教育課には、2度目の勤務となり、「地域ぐるみでの子どもの
育成」を推進すると同時に、「社会教育がまちづくり、ひとづくりの基盤」をモットーに、
公民館活動の活性化や社会教育の新たな展開を推進中。
「学校」を新たな地域の拠点とする、益田モデルの構築を段階的に進めている。
  
 また、平成27年度より、「益田市総合戦略」の柱の一つである「ひとづくり」を担当し、
益田市の次世代育成をめざす「益田市未来を担う人づくり計画」の策定に携わり、
学校教育、社会教育で様々な取り組みを推進中。
  
平成29年度からは、「益田市ひとづくり協働構想」(仕事の担い手、地域づくりの担い手、
未来の担い手の育成)の全庁での推進を担う、ひとづくり推進監となる。
  
 現在、コミュニティスクールには、益田市独自の「社会教育コーディネーター」を配置し、
公民館と協働し、学校教育社会教育の連携や学校外での子どもたちの育ちの場作り
を進め、子どもを中心に据えたまちづくりへと発展し、中高生が、地域でダイナミックに
地域の大人と活動作りを進めている。

 また、平成16年には益田市を拠点に、野外体験活動をつくる、ボランティアグループ
「ネイチャーキッズ寺子屋」を設立し、親と子が一緒に野外で参加できる様々な体験活動
の場を提供中。
 
中でも、特許を取得した「ペットボトルピザ作り」は専用のダンスもあり、
幼児から高齢者まで誰でもピザ生地を作ることができる食育プログラムとなっており、
全国でも展開中。

平成29年4月より、NHK松江放送局「ニャー先生とボスのシマメシ」に出演し、
島根県内の食の掘り起し役を担っている。
 
令和5年2月26日には、E TV(NHK教育)「すイエんサー」に出演しペットボトルピザ作りを
披露した。
  
【講演例】ひとづくり、地方創生と社会教育、食育、子どもの体験活動、
地域ぐるみでの子育て、過疎地域の学校の可能性、社会教育の生き残りをかけて など
 https://honeybees.sakura.ne.jp/gakko/2023_6_3oohatashitouzitu.pdf
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